【自動車保険】法人所有の車の自動車保険を個人名義で契約するときにソニー損保をお勧めする理由【調査結果あり】

マイクロ法人の場合、会社が所有する車両を社長やその家族がプライベートでも使用するケースは多々あると思います。

この場合、「自動車保険は法人契約と個人契約のどちらが良いのか？」という問題が生じます。

実情、事業用途で何台も車両を使うことがない限り、個人契約の方が通販型の保険を利用して保険料を抑えたり、補償内容を自由に選択できたりと、メリットが多いです。

そこで今回は、マイクロ法人所有の自動車を個人でも使用する場合の自動車保険の選び方につて、保険会社に問い合わせ、実際に契約までした体験を中心に、そのスキームをお伝えします。

実は、前回の投稿では「チューリッヒ保険」をお勧めしましたが、2台目の契約に際して調査した結果、完全にネットで完結するという点ではソニー損保の方が利便性が高いため、電話でのやり取りを省略し、翌日から保険を開始したいという方には、2024年時点ではソニー損保をお勧めします。

このような方にお勧めの記事です。

法人名義で自動車を購入しようとしている。
法人名義の自動車の保険を、個人名義で契約したい。
どの保険会社を選んだらいいのかわからない。
電話でのやり取りを省略したい。
翌日から速やかに保険を開始したい。

通販型の自動車保険を利用する。

自動車保険には、保険代理店や自動車販売会社で申込む「代理店型保険」と、インターネットや電話で申し込む「通販型保険」があります。

通販型保険は店舗を維持するための固定費が少なく済み、代理店手数料が圧縮されているため、代理店型保険よりも保険料が安いです。

これは、店舗を持つ都市銀行や地方銀行よりも、店舗を持たないネット銀行の方が、手数料やローンの金利が低いことと同じような原理です。

自動車保険には、契約者、記名被保険者、車両所有者の３つの名義があります。

今回のスキームでは、マイクロ法人で車両を購入することを前提とします。

したがって、下記表のように車両所有者だけを法人に設定することになります。

この段階で申込みができる保険会社がかなり絞り込まれます。

先ず、ほとんどの通販型自動車保険では車両所有者が法人の申込みができません。

私が調査した結果、契約者、記名被保険者、車両所有者の三つのどの名義が法人でも契約可能な保険会社は、チューリッヒ保険会社、ソニー損害保険の２つでした。

ソニー損保の場合、以前は車両所有者が法人名義の場合は、電話での手続きしかできませんでした。したがって、インターネット割引を利用することができませんでした。

ところが、2024年2月時点では、車両所有者が法人名義の場合でも、インターネットでの契約ができる状態になっています。

したがって、「車両所有者が法人名義、記名被保険者が個人、契約者が個人」の場合でもインターネット契約が可能であり、インターネット割引を受けることができました。

具体的には、下記のように様々な車両所有者を選択できる欄が追加されており、その中に「契約者が経営している法人」を選択できるようになっています。

マイクロ法人経営者はこの「契約者が経営している法人」を選択するとよいでしょう。

ソニー損保では、車両所有者を法人名義にした場合、「契約車両の情報」の欄に法人名が記載されます。

サラリーマン兼マイクロ法人経営者が、勤務先への通勤に自動車を使っており、勤務先から保険証券の提出を求められる場合は、勤務先に法人名が知れることになるかもしれません。「会社バレ」対策をしたいサラリーマン兼マイクロ法人経営者にとっては少々厄介な問題になります。

「会社バレ」対策をしたい場合はチューリッヒ保険がお勧めです。
チューリッヒ保険の場合、保険証券の車両所有者には「契約者に同じ」と記載されるため、「会社バレ」の可能性を大きく減らすことができるでしょう。

▼チューリッヒ保険の記事はこちら▼

【マイクロ法人】法人所有の車の自動車保険を個人名義で契約するときにチューリッヒ保険をお勧めする理由【調査結果あり】

マイクロ法人経営者が個人名義で自動車保険を契約する場合、チューリッヒ保険とソニー損保のそれぞれの特徴を考慮して、ニーズに合ったものを選択すると良いでしょう。