【書籍紹介】エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

書籍

今回はアドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサーなどの名だたる企業のコンサルティングを行うグレッグ・マキューン氏の著書、「エフォートレス思考」を紹介します。前回紹介した『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』の続編にあたる書籍です。

本作、エフォートレス思考では、力ずくで頑張るのではなく、一番楽な(エフォートレスな)方法で最優先事項に取り組む方法を具体的に教えてくれます。
会社員、個人事業主の別に関わらず、下記のような悩みを抱えている方には非常に響く内容です。

● 時間を確保したい。
● やることがが多すぎて何から手を付けたらいいのかわからない。
● 苦労なく最高の成果を出したい。
● 自然と成果が出る仕組みをつくりたい。
あるいは、
● 努力こそが善で、楽をするのは悪いことだと思いこんでいる。
● 仕事には完璧さが求められる。
● 時間を目一杯使って完成度を高めるべきだ。
というように、従来型の努力主義を重視している方にも是非読んでいただきたいです。
いずれにしても、強いストレスに晒されている現代のビジネスパーソンにとって本書は最高の処方箋になり得ます。
私がエフォートレス思考を読み終えて抱いたものは、『森の中で一定に穏やかに流れる清流のように仕事をして生活をしている自分』です。このイメージがしっくりきました。
読み終えた後には肩の荷がおりて、やる気に満ち溢れていることを約束します。
それでは、私個人が感銘を受けた部分にフォーカスしてお伝えします。
また最後に本書を読んで私が実践しようと決めたことを書きます。

前作『エッセンシャル思考』との関係

はじめに、前作のエッセンシャル思考との関係について触れます。
著者によると、エッセンシャル思考では、不要なものを削ぎ落として本質的なことに集中するために、『何をやるのか』を教えてくれるものでした。対して、本作『エフォートレス思考』では『どのようにやるのか』を極める技術であると説明しています。
著者は『エッセンシャル思考』出版後に非常に多忙になってしまい、『本質的なことだけに人生を絞り込み、しかしそれでも多すぎるときには、どうしたらいいのだろう?』という問題に直面しました。そのときに、『私は正しい基準で、正しいことをやろうとしていた。間違っていたのは、やり方だった。』と気づきます。このように、『エッセンシャル思考』執筆後の著者の実体験が強い駆動力となり、本作『エフォートレス思考』が成り立っているのです。したがって、エッセンシャル思考→エフォートレス思考の順番で読むことで、何をやるのか→どうやるのか、の順番で学ぶことができます。

エフォートレス思考の順番

エフォートレス思考には順番があり、これらを順番に身につけることで苦労なく最高の成果を出し続けることができるといいます。その順番とは、『精神』→『行動』→『しくみ化』です。この順番は有名な『成功のはしご』あるいは『グッドサイクル』のステップに似ています。成功のはしごでは、『関係の質』→『思考の質』→『行動の質』→『結果の質』の順番で積み上げていきますが、これは作物を育てるための土壌を先に作ることに似ています。土壌にあたる『関係の質』と『思考の質』を先に整えることで、作物にあたる『行動の質』と『結果の質』が育つのです。
エフォートレス思考においても、『精神』→『行動』→『しくみ化』の順番で積み上げることで、そのやりかたを上手く身につけることができるようです。
したがって、この順番に沿ってお伝えします。

Part 1 エフォートレスな精神
頭のガラクタを片づけて、余裕のマインドを手に入れる。
Part 2 エフォートレスな行動
最も効率の良いポイントを見つけて、余裕で最高の成果を出す。
Part 3 エフォートレスのしくみ化
行動を自動化し、成果が勝手についてくるしくみを作る。

エフォートレスな精神

エフォートレスな精神とは、肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ち溢れた状態だといいます。これにより、頭のガラクタを片づけて余裕のマインドを手に入れます。作物を育てるための土壌にあたる部分です。

INVERT(回転)

頑張れば成果が出るとは限らない

  • 『なんて大変なんだ?』ではなく、『どうすればもっと簡単になるか?』
  • 大きな困難を感じたらやり方を疑う。
  • 重要なことを成し遂げるのは難しいという固定観念を捨てる。
  • 不可能を可能にするためにアプローチを変える。

ここでは発想の転換が必要だといいます。これまでは楽をするなんて正しい態度ではないと思っていましたが、その考え方が覆りました。
現代社会では様々な事柄が複雑なルールに縛られていますので、難しいと感じるかもしれません。学習性無力感的にやり方は変えられないと思い込んでいる場合も多いでしょう。しかし、発想を変えて現状を変えるためには、まずは勇気を出して自分自身の思考を変える必要があります。

ENJOY(遊び)

『我慢』を『楽しい』に変える

  • 重要な任務と楽しい行動を組み合わせる。
  • 遊びと仕事を共存させる。
  • 面倒なタスクを意味のある儀式に変える。

重要な仕事をしているときに遊びの要素を共存させるのは不謹慎だと感じるかもしれませんが、著者は『仕事と遊びを分けるのは健全な態度ではない』といいます。これも発想の転換であり、嫌なことを我慢するのではなく、楽しくできるやり方を探すという考え方に転換する方法なのです。
人間は楽しいことは時間を忘れてスルスルとできるものです。その方法を仕事に適用する試みです。

RELEASE(開放)

頭の中の不用品を手放す

  • 不満をひとつ感じたら、感謝をひとつみつける。
  • 自分の持っているものにフォーカスする。
  • 心の中の不要な荷物を捨てる。
  • ネガティブな感情をなんのために雇用しているのか?と問う。

不平不満を言うことで簡単に快楽を得ることができます。しかし、不満に身を任せるうちに頭の中に無価値なゴミが溜まり、自由に使えるスペースが減ります。最終的にはエフォートレスな精神に立ち戻ることが難しくなります。そこで、ポジティブな態度をとるようにこころがけることで、複利的にポジティブな効果が増えます。

REST(休息)

『休み』で脳をリセットする

最も効果的なのが睡眠です。マシュー・ウォーカー氏の著書『睡眠こそ最強の解決策である』でも紹介されているように最高のパフォーマンスを維持するためには深い睡眠である『ノンレム睡眠』が欠かせません。1日8時間は寝るようにしたいところです。また、昼寝の重要性にも言及しています。
続いて、1日のリズムを計画的に整えて、最高のパフォーマンスを出します。エフォートレス思考では下記の方法が紹介されていました。

  1. 午前中に最優先の仕事をする。
  2. その仕事を90分以内の3つのセッションに分ける。
  3. それぞれのセッションの間に10-15分の短い休憩をとり、頭と体を休ませる。

NOTICE(集中)

今、この瞬間にフォーカスする

集中はマインドフルネス的な試みです。無関係なことに気を取られず、そこに『いる』力を身につけます。著者は次の5つを日課にすべきといいます。

  1. 場を準備する。(ノイズがない静かな場所)
  2. 体の力を抜く。(身体的に楽な姿勢をとる)
  3. 頭を落ち着ける。(自然に浮かぶ考えを無理に抑え込もうとせず、去っていくのを待つ)
  4. 心を開放する。(嫌な人のことが浮かんだら『許します』とつぶやき、鎖を断ち切る)
  5. 感謝の呼吸(過去の感謝を思い出す。そして深呼吸をして感謝を取り込む)

また、他者のじっくりと考えるスペースを奪わない方法も紹介しています。
それは、『すべき』の話をしないことです。『すべき』の話をすると、悩んでいる人は自分の過ちを責められたような気分になります。すると心が閉ざされて、前向きな話し合いができなくなります。最終的にはじっくりと考えるスペースが奪われて自分で結論を導くことができなくなります。
そこで登場するのが『傾聴』です。ほかの書籍では『積極的傾聴』とも言われる方法です。相手に向き合い、話にじっくりと耳を傾けるのです。

エフォートレスな行動

エフォートレスな行動とは、より少ない努力で大きな成果を出すことです。本書の本質ともいえる部分であり、これを実現できれば余裕を持って成果を出し続けることができるはずです。
全体を通した印象は、『小さく始めて終わらせる。そこから修正を図る。ステップはなるべくシンプルに。それを一定量でこなす。』ということでしょうか。

DEFINE(目標)

  • 『完了』のイメージを明確にする。
  • 『完了』といえる明確な条件を設定し、そこにたどり着いたら終了する。
  • 『今日の完了リスト』をつくる。

何をする場合でも、修正しようと思えは、いくらでもできます。しかし、あるポイントで完了させないと、あとは手間ばかりかかって効果はほとんど得られません。修正にかかるコストが、それによって得られるリターンを上回るからです。著者は、コストとリターンが逆転するちょうど手前を『完成』と定めているようです。時間と努力を無駄にしないためにも『完成』を明確に設定して、そこに達したら潔く終わりにした方が賢明なのです。

『今日の完了リスト』も非常に興味深いです。スッキリしない気分で一日の仕事を終えた経験は誰にもあると思います。そこでこのように問うのです。『このリストを全部終わらせたら、1日の終わりに満足した気分になれるだろうか?』気がかりで夜も眠れない事から優先してリストに組み込んで、午前中に終わらせましょう。

START(発動)

  • もっともシンプルな行動から始める。
  • やるべきことを分解し、最小のステップに落とし込む。

複雑で壮大なロードマップを描くよりも、最もシンプルな方法で一歩を踏み出しましょう。深く考えるよりも、まず小さく始めることが得策です。その方がモチベーションを維持しやすいのです。そして、やるべきことを分解し、最小のステップに落とし込むことは、デカルトが言う『困難は分割せよ』に通じる考え方です。

SIMPLIFY(削減)

  • 各ステップを単純化するのではなく、不要なステップをなくす。
  • 必要のない努力をしない。
  • やらないことを最大化する。
  • 最小単位で進捗を測る。

あるポイントを超えると努力の量は結果に結びつかなくなり、かえってパフォーマンスが低下します。ものごとが本当にうまくいっているときは、頑張る必要などなく、何も考えずに体が動くのです。時間を忘れ、ただ目の前のことに没頭できる『フロー、ゾーン、ピークエクスペリエンス』といわれる状態に達します。これが大きな成果を出すスイートスッポットなのです。

あまりにも仕事が煩雑すぎて圧倒されてしまうときは、次のシンプルな質問をしましょう。

『完了するために最低限必要なステップは何か?』
不要なステップは単に不要なのであり、不要なステップを排除すれば、重要なプロジェクトに全力を注ぐことができます。価値のない余計なものを付け加えるよりも、完成させるほうが遥かに良く、完成させることはそれだけでも誇れることです。

『成功したいなら、まず終わらせろ。』
必要以上の努力が、重要な成果につながることはほとんどありません。頑張りすぎて挫折するよりも、最低限やるべきことを終わらせましょう。

『やらないことを最大限に増やす』
これも衝撃的な言葉でした。言い換えると、最終的な目標が何であれ、価値を生み出すステップだけに集中すべきだということです。無駄なステップには機会コストがかかるため、本質的でないステップを除去することで、本質的なことに使える時間やエネルギー、脳のリソースが増えます。

PROGRESS(前進)

  • 『ゴミ』から始める。
  • どんなにくらだらない言葉でも気にせず書く。
  • 安く失敗する。学習サイズの失敗から学ぶ。
  • 頭の中の手厳しい批判から自分のゴミを守る。

『前進』のセクションは、『プールサイドに座って泳ぎ方の研究をするよりも、まずプールに飛び込め』と換言するとわかりやすいと思います。
ポイントは、『修理・修正・変更・再設計を素早くやること』そして、最初から完璧を目指さないということです。
手軽に失敗して素早く修正できるようなモデルをたくさん作ることです。更に著者は『失敗なくして習得はありえない。恥をかくのを恐れていたら、何も学べない。』と言います。つまり、失敗こそが成功するための最短ルートなのです。
このセクションの内容は製造業に関わる方には響くと思います。

PACE(上限)

  • エフォートレスなペースを設定する。
  • 全力疾走が速いわけではないと理解する。
  • X以上、Y以下という範囲を設ける。
  • まとめて一気に頑張っても、同じ成果が得られるとは限らない。

このセクションはエフォートレスなペースを身につけるためのものです。エフォートレスなペースですすめるためには、上下限を設けることです。
著者によると、上下限は次のように定義されます。

上限 順調に進んでいると感じられる程度に高い。

しかし疲れてしまわない程度に低い。

下限 モチベーションを維持できる程度に高い。

予想外のトラブルが起こっても達成できる程度に低い。

また、気分が乗っているときに作業をやめても構わないとも言っています。気分が乗っている時に上限を意識してセーブすることこそが、飛躍的に生産性を高めるために必要な自制心なのです。

エフォートレスのしくみ化

ここでは累積的に効果が得られるしくみ作りを目指します。『累積的』は資産運用の複利の効果と同じ考え方です。効果が効果を生むサイクルに入ればまさにエフォートレスに物事が進むようになります。

LEARN(学習)

一生モノの知識を身につける

  • 目先の方法ではなく、原則を学ぶ。
  • 基本を深く理解し、様々な場面で応用する。
  • 巨人の方の上に立ち、先人の知を最大限に活用する。
  • 独自の知識を開拓し、永続的なチャンスを手に入れる。

このセクションの説明は、知識の基礎がしっかりしてれば、そこに新たな情報を追加することは簡単であるという考え方に基づいています。
また、読書の重要性にも言及しています。読書はこの世で最もレバレッジの高い活動であるとしています。それは、僅かな出費でおそろしく賢い人々の発見や知恵にアクセスできるからです。本をしっかり読んで自分の血肉とすることで、ほかの何よりも累積的な(複利的な)成果が得られると説明しています。
それを確かなものにするためにも、本を読み終えたら、その本から学んだことを自分の言葉でまとめることを推奨しています。
やはり、一生モノの知識を身につけるためには読書が一番効果的なようです。

LIFT(強化)

いちばんシンプルに伝える

  • いちばんシンプルに伝える。
  • 教えることをレバレッジにして、力を何倍にも引き出す。
  • 教え方を教えれば、影響範囲は大きく広がる。
  • 自分が教えたことを実践し、学びの成果を確認する。
  • 理解しやすく、覚えやすいストーリーを伝える。

ここでは、大手ソフトウエア会社の『戦略をホワイトボード1枚に収まるまで単純化し、10分以内に説明できるようにする』というアイデアが紹介されています。すべてを教えようとすると、何も教えられなく危険性があるとし、もっとも重要なメッセージを明確にし、それを単純化すれば、たやすく累積的な結果が残せるといいます。
簡単なプレゼンテーションであっても、新商品の開発説明であっても、重要なメッセージを抜き出して本質を伝えるように工夫することが大切だということです。特に理系分野のプレゼンテーションは情報が多く、冗長的になりやすいです。是非チャレンジしてみたいですね。

AUTOMATE(自動化)

勝手に回る『しくみ』をつくる

  • できるだけ多くのタスクを自動化し、脳の利用可能なスペースを広げる。
  • 記憶に頼らず、チェックリストを活用して作業のミスを防ぐ。
  • 将来の決断を減らすような単一の決断を探す。
  • 重要なことはハイテクな方法で、不要なことはローテクな方法で。

このセクションでは、外科医のアトゥール・ガワンデ氏の著書『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』を引用し、人類が得た膨大な知識の量と複雑さの弊害として、人の管理能力を超えてしまったことを指摘しており、これこそが悲劇的な事故が起こる理由であるとしています。
その解決策として、ローテクなチェックリストを推奨しています。チェックリストの優れた点は、考える作業が事前に完了することであり、思考が既に装置内に組み込まれており、余計な思考が入り込む余地がないことです。その場その場で判断しなくても、毎回正しく実行できます。こうして重要なことを自動化しましょう。

TRUST(信頼)

不信のコストを削減する

  • 信頼を活用し、摩擦のない効率的なチームを作る。
  • 正しい人を一度雇えば、繰り返し成果を出してもらえる。
  • 誠実さ、知性、自発性を備えた人材を採用する。
  • 求められる成果、役割、ルール、リソース、報酬を明確にする。

このセクションでは、信頼があれば、人々の調整にかかる労力が少なくて済むと説明しています。確かに、信頼があれば意思決定のスピードが上がるし、人間関係の調整に苦労することも減るでしょう。
一方で、本書で最も難しいと感じたのがこの『信頼』のセクションでもあります。なぜなら信頼を形成するためには、それこそ時間も努力も実績も必要です。ですから実践して即役立つというよりも、他のエフォートレスな思考、エッセンシャルな思考の実践で結果を出して、その上で信頼を形成して累積的な効果を得ると考えた方が良いと思います。また、形成された信頼が一瞬で崩れるという事実も心に留めたいです。

PREVENT(予防)

問題が起こる前に解決する

  • 問題をごまかさず、問題が起こる前に解決する。
  • 明日の困難を防ぐために、今すぐ簡単にできることを探す。
  • 何度も繰り返される問題を解決するために、2分間だけきちんと取り組む。
  • ミスを未然に防ぐために、『2回測って1回切る』

このセクションでは、一度だけ手間をかけて根本的に解決したほうがずっとコストが低く、長期的には、きちんと直したほうが絶対にお得になることを説明しています。
これは歯科治療によく似ています。2~3ヶ月毎に歯科健診をして歯周病を予防することで将来歯を失う可能性が格段に減りますし、経済的損失も少なく済みます。これと似たようなことが我々の周りではよく起こっていることに注目すると、様々な改善案が出てくることでしょう。

私が実践すると決めたこと

『森の中で一定に穏やかに流れる清流のように仕事をして生活をしている自分』を目指して次のことを実践します。

土壌作りのための行動

  1. 『努力こそが善で、楽をするのは悪い』という考えを捨てる。
  2. 『どうすればもっと楽しく、簡単になるのか?』を追求する。
  3. 不満をひとつ感じたら、感謝をひとつみつける。不満を言ったら感謝も言う。
  4. 睡眠時間は8時間を基本とする。
  5. 家族との時間をたっぷりとる。
  6. まとまった休みを定期的にとり、内省する。

信頼を築くための行動

  1. 約束を守る。
  2. 先に他者を信頼する。
  3. 他者の良いところを積極的に伝える。
  4. 傾聴する。
  5. 考え方や価値観を押し付けない。
  6. 委託する。
  7. 結果を出す。
  8. 完了させる。

継続的に成果を出すための行動

  1. 午前中に最優先の仕事をする。
  2. 仕事を楽しく、簡単にする。
    教える。得意な人に任せる。協力を得る。テンションが上がるものを見つける。
  3. 『満足するかどうか』を基準にその日の完了リストを作る。
  4. 『完了』の状態を言語化し、理解する。
  5. 『完了』の状態に達したら深追いせず終了する。
  6. 不要なステップをなくす。
  7. 『基本』を学ぶ。
  8. ペースに上下限を設ける。
  9. 本質を抜き取り、シンプルに伝える。
  10. チェックリストを多用する。
  11. 『やらないことリスト』を作る。

やらないことリスト

  1. 18:00を超えて会社の労働をしない。
  2. 完璧を目指さない。
  3. 必要以上の努力をしない。
  4. 自分以外の人ができることを積極的にやらない。
  5. 自分が適任ではない仕事を安易に引受けない。
  6. 不要なステップを引受けない。
  7. 他者の時間を奪わない。
  8. 無理して自分の意見を持たない。

まとめ

グレッグ・マキューン氏の著書、「エフォートレス思考」を紹介しました。もっと簡潔にエフォートレスにまとめるはずが長文になってしまいました。しかし、切り捨てることができないほどエッセンシャルな内容にまとまっているのだと理解しています。
年始に読むには最高の本でした。

ご参考になれば嬉しいです。

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